そうじの修行、作務とは何か?
作務の精神は開運と繁栄の秘訣
皆さんは「作務」(さむ)という言葉を聞いたことがありますか?
よく陶芸家や禅寺の方が着ている「作務衣」の「作務」です。
作務というのは、禅の修業の一環でいわゆる、
そうじを中心としたお寺の環境整備です。
彼らは、お寺という修行の場を常に神聖なる精紳修養の場
として整え、その中で、そうじという修行を通して
自らの心をみつめ悟りを高めようと努力しています。
簡単に言うと作務とは
「目的をもって、美しい心でとりくむ環境整備」
といいかえてもよいかもしれません。
では実際に皆さんの立場に置きかえるとどうでしょう。
皆さんの大切な場所、自宅や職場がお寺に当たる部分です。
自宅であれば、家族が仲良くそして子供たちが生き生きと
成長していきますようにと、また職場であれば会社が
仕事がしやすく、ますます発展繁栄しますようにという
目的をもって、環境を整え心を整えそうじをしていくのが、
作務をしているということになります。
禅寺の修行僧は、作務を通して何を得られるか?
それは、清らかな心と、悟りという名の幸福です。
すなわち皆さんも、やらなければならない労働としての
そうじから、美しい心でとりくむ「作務」に切りかえた
ならば、そこには無限に広がる幸福を約束されたことに
なるでしょう。
そうじ道場では、
目に見える美しさと、目に見えない美しさを追求する
「作務の精神」を身に付けることで企業におけるサービスも
家庭における愛の精神もより深く実現していくことが
できるようになります。
作務の尊さを説いた、お釈迦様のお話もご覧ください。