環境整備・磁場づくりとは
経営コンサルタント一倉定氏の掃除の極意
掃除を中心とする環境整備の実践には非常に大きな効果があります。
◎一倉定の環境整備◎
私の尊敬する経営コンサルタントの一倉定氏は、
著書の中で次のようにおっしゃっておられます。
「環境整備とは、規律、清潔、整頓、安全、衛生
の五つの活動を行うこと」
「これを、行う会社こそ幸いなるかな。
聖書の福音書以上の素晴らしい結果を
手に入れることができるからである。」
「環境整備こそ、すべての人々の活動の原点である」
「むろん企業にとってもそうであることは
いうまでもない。環境整備のないところ
会社の発展はない。環境整備のないところ
社会秩序も住みよい世の中も、いや国家の
繁栄さえ絶対にあり得ない、というのが
私の信念とでもいうべきものである。」
ではいったい環境整備をするとどんな効果が表れるのでしょうか?
◆環境整備によって人が変わる◆
環境整備の効果として、個人レベルでは
洞察力が深まる
礼儀正しくなる
積極的になる
自分に自信がつく
仕事能力が高まる
優しくなる
発想力がよくなる
など代表的なものでも、この通りです。
◆環境整備を家庭に導入すると◆
これを家庭に導入すると(家族の一人からはじめる)
家庭に本来の秩序ができてくる
家族同士に思いやりと感謝が増える
会話が増える
笑いが増える
絆が強くなる
一人一人の才能が認められ発揮されていく
お互いを敬い、尊重しあえる家族となる
◆環境整備を企業に導入すると◆
これを、企業がシステムとして環境整備を取り入れると
(社長が中心となる)
企業としての目的、目標が明確になる
現在のあらゆる無駄がなくなる
企業発展速度が速まる
自発的自動的に人材の能力があがっていく
組織全体の統一性の強化
一時的な発展ではなく負けない企業になる
経営理念を理想でなく実践できる全社員体制
ここにあげただけでも、この通りですが、
これ以上に数多くの良き効果が次々に顕れてきます。
では、いったいどのように掃除や環境整備をすると、
このような効果がでてくるのでしょうか?
効果のある環境整備には、3つルールが必要であることを発見しました。
環境整備で効果が出るためのルール
■ 環境整備で効果が出るためにはルールがあることを発見しました。
ルール1.『目的を明確にする』
まず、ルール1の「目的を明確にする」ですがそもそも
そうじや片付けなど誰でも面倒に思うものです。
何のためにそれをするのか?目的があいまいだと
まず続きません。モチベーションを常に維持していく
にはダントツの理想や目標を持つことが大切です。
ルール2.『現在というエリアを整備する』
ルール2の「現在というエリアを整備する」とは何でしょうか?
エリアのなかには「過去・現在・未来」の3つがあります。
過去をどうにか変えたいと思っても時間の無駄です。
未来をうまく操ろうとしても人はいつまでたっても
未来に生きることはありません。
人が生きることができるのは、現在ただ今以外にありません。
つまり明確に目標を定めたら、その日にやるべきことに気持ちを集中させて、
あまりにも未来や過去にとらわれないことが大切です。
ルール3.『徹底する』
次に、ルール3の「徹底する」ですが、これが最も大事です。
徹底することなくして真なる発展はありえません。
芸術家が絵画を描くのに「この程度でいいか」
なんて思って描いても価値にはならないように、
電化製品だって「このくらいの機能があればもういいんじゃないか?」
なんてことでは、今のような目覚しい電化製品の進化はなかったでしょう。
このように、常に更なる進化へ向かう自分になるのに、
「徹底する」という姿勢はとても大切なことなのです。
ルールに則った、そうじ道場の環境整備
そうじ道場では、これらのルールに則って環境整備
の実践に作務(目的を持って美しい心でとりくむ環境整備)
というエネルギーを流し込むことにより、驚異的に個人レベル
での発展、会社の発展が可能であるということを実証しております。
環境整備のノウハウ・テクニック・心構えなどを、実践を通して
皆様にお伝えいたしたいと思います。
環境整備の大切さを伝えたい
■ そうじ道場がルールを発見するに至った経験や学びをご紹介します。
そうじ道場のミッションは、掃除と環境整備の実践で、
「この地上を愛に満ち溢れた繁栄の空間にする」ことです。
これらのルールを実践し、ミッションを果たしてまいります。
そうじ道場がこれらのルールを発見するに至るまでに、さまざまな経験や学びがありました。
その経験や学びをお伝えしたいと思います。
作務の精神の大切さを説いた仏陀の言葉
仏陀(釈尊)の弟子のなかで、一番頭が悪く、愚かだといわれていた周利槃特が、
仏陀との約束を守り、ついに悟りに至るお話です。
⇒ 掃除で悟りを開いた仏陀の弟子、周利槃特(しゅりはんどく)のお話